「格安sim代理店」といえば最近流行の「個人でできる副業ビジネス」ですが、実際に挑戦を検討中の方はこれが「本当に儲かるのか否か」というところが非常に気になりますよね。
そこで今回解説していくのは、格安sim代理店ビジネスの実態です。
特に「儲からないのか」「儲かるのか」といったポイントに注目して解説していきますので、格安sim代理店に挑戦したい方は必見ですよ。
格安sim代理店の副業ビジネスについては以下の記事をご覧くださいませ。
それでは、真相を明らかにしていきましょう。
実際、格安sim代理店で儲からないか否かは実力次第
どのようなビジネスにおいても言えることですが、実際に収益につなげるためには、施策や仕込みといったものが必要です。
例え権利収入のような不労所得であっても何もせずとも収入が入ってくるといった都合の良いものはなく、積み重ねた努力や莫大な金額の投資など、何らかの施策を凝らしたもののリターンであることは間違いありません。
核安sim代理店ビジネスであってもそれは同様です。
格安sim代理店ビジネスの場合は、代理店として格安simの営業代行を行い、自分を起点としてMLMネットワークを構成、獲得した新規顧客の「月々のsim利用代金」の一部を収益として受け取ります。
格安simの代理店ビジネスはネットワークビジネスです。詳しくは以下の記事をご確認ください。
つまり、リターンを得るためには、格安sim新規契約者を募るための集客の必要がある、というわけですね。儲からないパターンは基本的にこの集客ができていないパターンと言えます。
格安sim代理店で儲からないパターン
格安simの代理店ビジネスを行う上で儲からないパターン(原因)がいくつかあります。このパターンが理解できていれば克服や儲からないリスクの回避ができるので、抑えておくことが重要です。
儲からないパターン1:「営業・広告スキルがない」
格安simの代理店ビジネスは、集客を行って潜在的な顧客をサポートし、何とか契約までこぎつけることで収益が発生します。
そのようなサポートのためであれば、
- 「大手キャリアのsimと比較した自社simのメリット・デメリット」
- 「実際の回線速度や利用者の感想」
- 「具体的でわかりやすい料金プランや契約の方法の解説」
などの紹介も必要になるでしょう。もちろん嘘偽りがあってはいけませんよ。
いずれも大手キャリアの販売代理店(スマホショップ)であれば当然のように行われていることであり、個人で代理店を行う場合でも見本とするべきことです。
そのため、このような営業・広告スキルといった集客において肝心なスキルを持ち合わせていない場合、そもそも契約まで斡旋することができず、格安sim代理店ビジネスで儲けるのは困難となる可能性があります。
対人コミュニケーションスキルや交渉術はある程度必要です。せめて上記の3項目を解説できるようにしておきたい所ですね。
儲からないパターン2:「営業相手=既存の人脈」
さて、MLMやネットワークビジネスといった紹介制のビジネスでは友人や家族など集客しやすい相手ばかりを狙う方がいます。
いわゆる「紹介制のビジネスにはまってしまった、煙たがられる知り合いのタイプ」で、抵抗感を示す方もかなり多いです。
気心の知れた方へは集客もしやすいですが、その反面失敗したときのリスクは大きく、1度の勧誘や取引でも今後の交友関係・信頼関係に少なからず悪影響を及ぼします。
このような既存の人脈を集客相手として選ぶことを全否定するわけではありませんが、上記の理由でおすすめはしません。
また、そもそも既存の人脈ではいずれリソースが枯渇しますし、友人・家族・知人ら全員に対して営業し尽くし、もし全員に断られたら収益にはつながりません。
新規顧客を「開拓」するという意味でも既存の人脈に縛られない営業スタイルを確立しておいた方が持続的な収益源につながります。
儲からないパターン3:「契約が成就してもすぐに乗り換え(解約)てしまう」
格安SIM代理店の収益モデルは、契約者の毎月の使用料がベースとなっています。つまり「自分が勧誘した契約者がずっと契約していること」が前提なのです。
ゆえに、儲からないパターンとして、契約者がすぐに解約してしまうパターンもあります。
その理由は様々なものですが、「回線が遅い」「料金とサービス品質に不満がある」といったものがあるでしょう。
本部に対してフィードバックを送りサービスの改善を促すか、持続的なサポートにより契約者が解約しないような工夫が必要ですね。
儲からないパターン4:「MLMの本質を理解できていない」
格安SIM代理店はMLMで展開されます。MLMとは、マルチレベルマーケティングの略で、日本では「連鎖販売取引」と呼ばれるビジネスモデルのことです。
これは購入者が「販売者」として企業と契約することで、口コミを利用してさらに購入者を募ることを可能とし、企業にとっては営業費・広告費の削減などにつながる合理的なモデルです。
中には「MLMやマルチ商法、ネットワークビジネス=悪」という方もいますので、このままでは営業以前に「マルチのお誘いなど門前払い」という結果になります。
ところがこの認識は誤りで「MLMやマルチ商法、ネットワークビジネス=必ずしも悪とは言い切れない」というのが正解です。
MLMは元々アメリカの発祥で、日本にこのビジネスモデルが上陸した際にビジネスモデルが未熟なままねずみ講のような形で展開されました。
その際、国民生活センターや消費生活センターに問い合わせが殺到、国側が特商法で規制をかけてしまい、教科書などでも「悪徳商法」のレッテルを貼られる結果となったのです。
その結果「MLMやマルチ商法、ネットワークビジネス=悪」という構図・認識が生まれたと考えられます。
もちろんMLMやネットワークビジネスの中には「ねずみ講」と呼ばれる「組織構成員からの金品の収奪」を目的とした悪徳な組織も存在しています。これが「必ずしも悪とは言い切れない」理由です。
そういった点では「MLMやマルチ商法、ネットワークビジネス」も悪(ねずみ講)かもしれないといえるでしょう。
ところが、MLMは企業にとって合理的なビジネスモデルの1つであり、その目的は「購入者を起用した自社商品の低コストな流通」です。
格安simの場合は、契約者が「代理店ユーザー」として口コミでさらに自社simの顧客を集めて流通を図るモデルとなります。
金品の収奪ではなくsimサービスの提供による正当な代金の授受であり、その点を勘違いする方があまりにも多いのが現実となっています。
MLMの本質を理解してこの誤解をうまく解けるかが、うまく集客ができるコツと言えるでしょう。
当然、格安sim代理店で“儲かる”パターンもある
格安simの代理店ビジネスで儲かるパターンはたった1つしかありません。新規で持続的な格安simの契約者を集められる場合のみです。
その理由は、格安simの代理店ビジネスの収益源が「獲得した契約者の毎月sim利用料の一部」であるためです。契約者が多く、解約しないほど収益が増えます。
もちろんそのような顧客は滅多に現れないでしょう。そのためにも行動を起こし、集客数を増やすほかないのです。
その見込みさえあれば、格安simの代理店ビジネスは儲かる可能性があると言えるでしょう。
ゆえにここまで紹介してきたように、核安sim代理店で儲かるためには集客への工夫が肝心ということになります。
ここまでに紹介した集客に関するデメリットはあるものの、数ある副業・権利収入の中でも既存の設備(スマホ・PC)を利用すれば初期投資はマージンやスターターキットを合わせた10万円以内に済みますし、口コミで集客を行うので事業スタートのハードルが低めというメリットもあります。
儲かるには比較する格安sim代理店を選ぶことも大切
格安sim代理店ビジネスで儲かるためには代理店ビジネスが可能な格安sim会社の選び方も重要になります。費用や会社概要、報酬体系なども比較しておきたい所です。
具体的な内容は以下の記事で解説していますので格安sim代理店ビジネスに興味のある方や比較を行いたい方はぜひご参照くださいませ。
まとめ
ここまで格安sim代理店が儲からないのか否かについて解説していきましたが、努力次第では儲けることもできますし、集客の手法次第では儲からない可能性もあります。
必ず儲かる都合の良いビジネスは存在していません。
ところが、今回紹介した内容を参考にして儲からないパターンを理解していただき、それを回避する努力を惜しまなければ収益につながる糸口が見えるでしょう。
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