代理店とは本来、特定の企業の商品販売取引を「代理」する業者のことですよね。スターモバイルの代理店ではどのような商品を取り扱い、どのような形態でどのような業務を代理するのでしょうか？
今回解説するのはスターモバイルの「代理店」の実態についてです。
なぜ「代理店」なのか理解できる記事となっていますのでぜひ最後までご覧くださいませ。
スターモバイルの『代理店』とは？
スターモバイルは格安SIMを販売する格安SIM事業者であり、UQやYmobileなどといった業者と同じくMVNO(仮想移動体通信事業者)です。スターモバイルと契約することでスターモバイルのSIMを使えます。
代理店は「『スターモバイル』ブランドを提供するスターサービス株式会社」または「正規代理店(MLM形式)」の代理として格安SIMの販売を代理します。いわゆる大手キャリアの「販売代理店」と同様の形式ですね。
スターモバイルではスターモバイル格安SIMを利用する個人ユーザーであっても、この代理店ビジネスが可能です。
このままでは難しいのでまずは代理店とMLMから解説していきます。
『代理店』と『MLM』
スターモバイルの代理店ビジネスを理解する上で、
- 代理店
- MLM
の2点を押さえておくことは大切です。詳しく解説していきます。
『代理店』：企業の代理で営業
まず、「代理店」とは通常、企業と顧客の間に立ち、企業の商品の販売をする業態を指します。代理店の場合は販売店と異なり商品の在庫を抱えず、企業と契約を結ぶ形となるケースが多いです。
企業への契約斡旋を行う、いわゆる「仲立ち」役のことですね。
代理店の場合は販売店のように在庫を抱えないので、商品やサービスの代金から差額を報酬として得ることはできません。その代わり、企業からはその店舗の実績に応じて「コミッション(インセンティブ)」などと呼ばれる手数料が支払われます。「実績が命」というわけです。
スターモバイルの場合、格安SIM『スターサービス株式会社』の代理店ですので、代理店となったものは格安SIMの新規契約を狙って集客を行います。
スターモバイルでも当然ながら、その契約実績に応じた「コミッション」が与えられます。
スターモバイルの場合は「リクルートコミッション」に相当し、新規ユーザー(正規代理店に限る)の契約を獲得する度にスターサービス株式会社(本部)から一定の報酬が支払われます。
その他にも「サポートコミッション」も発生します。
サポートコミッションとは、代理店が獲得した新規ユーザーがサービスを継続する限り発生する報酬のこととなっています。
『MLM』：連鎖的に顧客を増やすビジネスモデル
しかし、スターモバイルの場合はただの代理店ではなく、MLM形式をとった特殊な代理店のモデルとなっています。
MLMとは「Multi Level Marketing(多層販売形態)」の略で日本の特定商取引法では「連鎖販売取引」と定義されるビジネスモデルです。「ネットワークビジネス」とも呼ばれています。
詳しくは上記の記事で確認していただきたいのですが、商品が流通する場合、消費者が商品を購入した時点で流通は「終着点」となりますよね。
しかし、MLMはそのような流通形態とは異なり、商品の購入者がさらに新しい購入者を紹介・勧誘して、商品購入までサポートすることで上層部から「報酬(紹介手数料)」を受け取る仕組みとなっています。
このように連鎖的に購入者が増えていくので、「連鎖販売取引」や「MLM」と呼ばれています。
これをスターモバイルの「代理店」に当てはめて考えましょう。
まず、スターモバイル代理店は契約斡旋を行う仲立ち役としてSIM契約獲得までサポートし、契約獲得の暁には、上層部であるスターサービス株式会社から「コミッション」が支払われます。
厳密には、代理店が獲得した契約者がスターモバイルの格安SIMを利用し続ける限りコミッションが発生します。
先ほどの「リクルートコミッション」や「サポートコミッション」のことです。
また、獲得した新規契約者はただの格安SIMユーザーではなく「代理店」となって、さらに新規契約者を増やしていくこともできます。このようにして獲得した契約者が実績を上げることで、代理店の報酬も増えます。
このようにして、スターモバイルの代理店とMLMの仕組みをどちらも活かし、グループ全体で連鎖的に販路を拡大していき、事業収入を得る、というのがスターモバイルの目的と言えるでしょう。
スターモバイルの「代理店ビジネス」は個人でも可【副業】
このスターモバイルの「代理店ビジネス」ですが、これは個人であっても挑戦できます。
まず、スターモバイルと契約するとみなさんは「ユーザー会員」となりますが、月額利用料金に加えて7,500円(初月のみ19,000円)の代理店ビジネス費用を支払うことで「正規代理店」となることができます。
この「正規代理店」となることではじめて、先ほどのMLM形式の代理店ビジネスが可能となり、新規SIM契約者を獲得するたびに報酬が発生します。
みなさんがスターモバイルの代理店として営業を行い、スターモバイルの格安SIMを勧めて契約までサポートするという形になります。副業とする方もいるようです。
経費はかかりますが、獲得したユーザーが集客を行ったり辞めない限りは収益(コミッション総額)が発生し続けるため、収益が毎月の経費(7,500円)を超えた時点で黒字となります。
もちろんみなさんの努力次第ですが、計画的に新規ユーザーを獲得するための営業を行えば、副業として稼ぐこともできそうですね。
まとめ
スターモバイルの代理店ビジネスはスターモバイル(スターサービス株式会社)と「代理店」契約を結んだものがスターモバイルブランドの格安SIMの販売を代理することでコミッションを得る、というものでしたね。
スターモバイルの代理店ビジネスはMLM形式であり、契約者がさらに代理店となって契約者を増やしていけば連鎖的に格安SIMの新規契約者が増えていきます。獲得した契約者が実績を出せばその代理店は評価されます。
こうして優秀な「代理店」としてスターモバイルに認められることで、収益を上げていくことが可能です。
この代理店ビジネスは個人であっても「副業」として挑戦できるものです。経費はかかりますが、新規ユーザーを獲得できれば毎月コミッションが発生し、新規ユーザーが増えるほどコミッションの総額も増えていきます。
いずれは黒字となるでしょう。夢があるビジネスと言えますね。
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